No.11 「罪」を告白しよう!

 

 

 

◇◇もし、「罪」を犯したら、神さまの前に告白して赦してもらいましょう!◇◇

 

 

 

「罪」なんてことを聞くと、「私とは関係ありません」と多くの人は言うでしょう。かつての著者もその一人でした。人を殺したり、窃盗をしたり等、特に刑法に関わらないのなら、自分とは無縁だと思っていました。でも、聖書には「罪」について、こんな風に書かれています。

 

 

 

〔聖書箇所〕ローマ人への手紙5:12, Ⅰヨハネの手紙1:10

 

5:12 そういうわけで、ちょうどひとりの人によって罪が世界にはいり、罪によって死がはいり、こうして死が全人類に広がったのと同様に、――それというのも全人類が罪を犯したからです。

 

1:10 もし、罪を犯してはいないと言うなら、私たちは神を偽り者とするのです。神のみことばは私たちのうちにありません。

 

 

 

下線を引いたところを見たら一目瞭然なのですが・・・クリスチャンになろうと、そうでなかろうと、私たちは生まれながらにして「罪」を持っているのです。ちなみに、「罪」とは、原語では「的外れ」という意味があるそうです。何に対して「的外れ」なのか?と言うと、法律を犯すこともそうかもしれませんが、「聖書の律法」に関して、です。そして私たちは、「聖書の律法」の違反者にえてしてなりやすい者なのです。ですが、神さまはそのことをはじめからご存知なので・・・私たちを「的外れ」からその都度解放し、赦すために、ご自分の愛するひとり子であるイエス・キリストを地上に遣わしてくださって、「罪」のための贖い(十字架刑)を成し遂げてくださったのです。ゆえにキリストを信じてクリスチャンになった私たちは、「罪の赦し」すなわち「罪の贖い」をその都度受けることができるのです。これはまさにクリスチャンになった「特権」とも言えるのです。

 

 

 

そして方法は、とても簡単です。もし、「罪」を犯してしまったら・・・神さま(イエスさま)の前に「告白」をすれば良いのです。よろしければその箇所も見てみましょう。

 

 

 

〔聖書箇所〕Ⅰヨハネの手紙1:9

 

1:9 もし、私たちが自分の罪を言い表わすなら、神は真実で正しい方ですから、その罪を赦し、すべての悪から私たちをきよめてくださいます。

 

 

 

いかがでしょうか?いたって簡単な方法ではないでしょうか??時々、人前で告白しないとダメだとか、牧師や神父に言いましょう!なんてことを耳にすることがありますが、この聖句を読むと、それは「嘘」だということがお分かりになるでしょう。上記のように、犯した罪を神さま(イエスさま)の前に言い表わすだけで良いのです。たとえば誰かの悪口を言ってしまったとしたら、「神さま(イエスさま)、今日、私はAさんのことを悪く言ってしまいました。神さま(イエスさま)、ごめんなさい。どうか赦してくださいますように。今後、気をつけていきたいと思います」と、こんな風に神さまの前に告白すれば良いのです。信じられないと思うかもしれませんが、たったそれだけで神さま(イエスさま)は赦してくださるのです。そしてもし、心からその罪を悔いて極力同じ過ちを犯したくない!と、思われましたら、ついでと言ってはなんですが、「もう、人の悪口を言わないように、神さまが私の唇を守っていてください。助けてください」なんていう風にお祈りしておくのも良いかと思います。それでも、人間は弱いので同じ過ちを繰り返してしまうかもしれませんが、めげずに神さまにお願いすることによって、少しずつ神さまの力によって変えられていきますので、気を落とさずに何度もチャレンジしてみてくださいね。自慢するわけではありませんが、著者も色々と「罪」があって・・・それで時として、神さまに赦しをいただいた矢先に、また同じ失敗をしてしまったなんてことを何度も経験しています。自分でも「ああ、なんて愚かなんだ!」と思うのですが、でも、そのたびに神さま(イエスさま)に告白して、謝って、赦していただいています。もちろん同じ失敗は繰り返さないに越したことはありませんし、はじめから「罪」を犯さないのが理想的ではありますが、しかしやむを得ず、そういう状況になってしまった場合は、ひたすら神さまにお願いして、変えていただくことができるように祈り求めていきたいと思います。いつの時か、神さまが必ずそうしてくださることを信じて、祈っていきましょう!

 

 

 

それから、もうひと言、言わせていただきたいのですが・・・「罪」を犯したら、それに伴う「刈り取り」というのも、もれなくくっついてきます。いわば神さまからの「愛の罰」とでも言ったらよいでしょうか?「罪」をきちんと告白すればもちろん赦してはいただけるのですが、しかし、私たちが同じ過ちを繰り返すことがないように、「罰」を与えて戒めてくださるのです。告白しようとしまいと、それはどの人にも平等に与えられるものなのです。ここではそれに関しての詳細には触れませんが、いつの時か「刈り取り」というテーマにおいても話をする機会を持てたらなぁと思います。

 

 

 

そして、一番していけないのは・・・この世の神さま(イエスさま)を信じていない未信者の方はともかく、クリスチャンになって「罪」を犯したにもかかわらず、神さま(イエスさま)の前にそのことを告白せずに、放置してしまうなんてことはダメなので、事の大小を問わず、必ず神さま(イエスさま)の前に言い表していきましょう!そのことを怠るときに、イエスさまの「罪の赦し」の贖いを受けることができなくなり、そのまま生涯を終えてしまうときに、後の世において犯したすべての罪について問われてしまって悪い意味合いで「さばき」を受けることになってしまいますので・・・そしてそれによって「天国」に入れないなんていう可能性もありますので、「罪」に関しては、その都度すぐに精算するように心がけていきたいと思います。また、後の世だけでなく、この世においても、「罪」を持ったままだと、神さま(イエスさま)との平和の関係を失うがゆえに、色々と災いに入ってしまって、クリスチャンとしての歩みが立ち行かなくなってしまいますので、くれぐれも気を付けていきたいと思います。

 

 

 

繰り返しますが、「罪を犯してしまった!」と、いうときには、ぜひ、すぐに神さま(イエスさま)にすぐに言い表して、赦していただいて、いつも神さま(イエスさま)との間に平安を保ち続けていく中で、クリスチャン生活を歩んでいきましょう!