No.3 「神さまとイエスさまとの関係」   

 

 

 

◇◇聖書で言われている「三位一体」とは?◇◇

 

 

 

No.2で、「神さま=イエスさま」ということを軽くお話させていただきました。今回はそのことについてもう少し見ていきたいと思います。

 

 

 

まず、イエスさまですが、「神の御子」と言われています。そんな風に聞くと「神さまの子ども」と思いますよね。たしかにそうではありますが、この地上で言う「親子関係」とは若干異なります。そもそも神さまは「霊」ですし、その時点で、我々が住んでいる地上の「血肉」とは違うことが分かりますよね。No.2で話をしたように、処女マリヤを通してイエスさまはお生まれになったのですが、でも、イエスさまをみごもらせたのは、神さまのわざによるものでした。うまく説明できませんが、「人」の形となって生まれてはきたものの、実際は「人」ではなく、「神さま」なのです。目には見えない神さまが人の形となって来られたのが「イエスさま」だという風に言えば分かりやすいでしょうか?ゆえに神さま=イエス・キリストだと言うことがお分かりになるでしょう。

 

 

 

また、「三位一体」ということばを聞いたことがあるでしょうか?著者はクリスチャンになるまで、知りませんでした。教会に行くようになって、はじめて聞いたことばでした。教会に行き始めたのは、イエスさまと出会ってから何年か経ってからでした。なのでそれまでは、神さま=イエスさまという概念すらありませんでした。教会とイエスさまということが全く結びついていなかったのです。でも、教会に通うようになって、そして周囲のクリスチャンと接していくようになってから、このことも徐々に理解するようになりました。ただ、「三位一体」に関しては、少し時間がかかりました。

 

 

 

さて、この「三位一体」とは何か?と言うと、聖書は「神」と「イエス・キリスト」と「聖霊」のことを言われています。そして、これらはひとつ、すなわち「一体」だということを言っているのです。分かりやすく言うと、「神さま=イエス・キリスト=聖霊」だということです。これって、頭で考えると混乱しますよね。しかもはじめてならなおのこと、はたまた、クリスチャンになったばかり、もしくはこれからなろうかどうかと迷っているなら、そうだと思います。まして突然、「聖霊」なんて言われてもチンプンカンプンだと思います。「聖霊?何それ?」と思う方もいるでしょう。自慢するわけではありませんが、著者もその一人でした。当時通っていた教会にアメリカ人の宣教師がいましたので、「三位一体」について聞いてみたところ、「これは理屈じゃ説明できない。ことばでどうこうという風に説明するのは難しいので、祈って神さまに聞いてみなさい」と言われました。周囲のクリスチャンも皆、同じように言っていました。その時はまだ洗礼を受けていませんでしたが、「そうか、それじゃあ、神さまに聞いてみるか!」と思って祈ってみました。すると、ほどなくして、頭ではなく、霊において、理解することができました。あとになって聖書に「聖霊」ということばがたびたび出てくることに気付いたのですが、「聖霊」は「もう一人の助け主」と言われています。「もう一人」とは、イエスさまのことです。つまりイエスさまの助け主、イエスさまの奥さまのような立場とでも言えばよいでしょうか?そしてイエスさま=神さまなのですから、しかも「もう一人」と言われているのですから当然「聖霊」も神さまだという理論が成り立つわけで・・・まぁ、これはあくまでも理論ですけれど、単純に「聖霊」も「神さま」だと、しかも素直に理解できるのではないかと思います。たしかに理屈や理論ではないと思います。もちろん聖書にはっきりと「もう一人の助け主」と書かれているので、それを通しても理解できるとは思いますが、しっくりいかないようでしたら、過去の著者のように祈ってみたら、一番納得のいく形で理解できるのでは?と思います。

 

 

 

今回はイエスさま、そして聖霊が神さまだということについて話をしました。ざっくばらんだったり、分かりづらかったりしたら申し訳ないのですが、よろしければご理解いただけたらと思います。また、今はよく分からなくても、もし、イエスさまのことを信じて受け入れてクリスチャンになったら徐々に理解できるようになりますので、あまり心配しなくても大丈夫です。次回以降はいよいよクリスチャンになるためのことについて、話をしたいと思います。「キリストを信じてクリスチャンなってみてもいいかなぁ」なんて思いましたら、続きを読んでみて、納得がいくようでしたらぜひ決断してみてください。