No.6 「救われたら」

 

 

 

◇◇お祈り&聖書通読をぜひ日課にしよう!!◇◇

 

 

 

No.& No.5をお読みいただいて、理解して納得されたあなたはイエスさまの救いに招かれました。そしてそれは、とても感謝なことです!人間的には「救われて、それで万事OK!めでたし、めでたし」と申し上げたいところですが、しかしそうではなくて、それはクリスチャン生活をスタートさせるための1ステップであるとお考えいただきたいと思います。No.5で話をしたように、救い=天国ではなく、天国を目指すために「救い」を受けることは最低ラインの条件だということはしつこいようですが、誤解のないように再度重ねて申し上げておきますね。

 

 

 

さてさて、救われて、晴れてクリスチャンになったことはとても素晴らしいことです。なんと言ってもイエスさまとの交際が始まったのですから、嬉しいことですよねっ。ここで少し考えたいことがあります。たとえば人とのお付き合い、こと、もしかしたら将来この人と結婚するかもしれないなんていうことになった場合にも、交際をしますよね。そして交際したばかりの時はお互いのことはよく分かりませんよね。例を挙げるなら、食べ物は何が好物なのか?どんな服装が好みなのか?あるいはどういうタイプの人を伴侶にしたいのか?等です。でも、お付き合いをして、色々とお話をしていくうちにだんだんと相手のタイプが分かってきますよね。それで双方の要望が合えば、結婚しましょう!ということになりますよね。

 

 

 

イエスさまとクリスチャンとの関係もそれと同じなんです。ちなみにクリスチャンは男女問わず、「キリストの花嫁」にたとえられています。厳密に言うなら、この地上ではなく、後の世における「花嫁」ですけどね。なので今の地上においては、クリスチャンになった段階では、「交際期間」ということになります。そしてその「交際期間」がとても大事なのです。なんと言っても、将来の旦那さまになる相手なのですから・・・そう、そして私たちがキリストの花嫁になるというときに、単に一方的に「お嫁さんにしてください」ということでは成立しません。人間の世界でもそうですよね。さっきの話ではありませんが、相手のことを知って、互いの条件がかみ合ってはじめて結婚が成立するように、イエスさまと私たちとの婚姻に関しても全く同じなのです。イエスさまが「この人と永遠の時を過ごしたい」とそのように思われたクリスチャンと結婚されるのです。なので、もし、イエスさまのご意向に沿わない場合は、いくらクリスチャンがキリストの花嫁といっても、それは「空約束」に終わってしまいますので注意が必要です。そして、人間同士の結婚とひとつ異なる部分があります。それは、イエスさまはお人一人のすべてのことを御存知だということです。人の場合、どちらかが相手のことを知っているということはありませんよね。出会った段階では、お互いにほとんど知らないわけですよね。容姿はともかく、特に内面的なことにおいては・・・ただ、イエスさまは神さまですので、地上にいるすべての人のことをよく知っているのです。私たちが知らなくても、神さまには知られているわけなんです。なので、「私はこうなんですよー。食べ物はこれが好きで、趣味はこれこれで、性格はおとなしくて・・・」なんていう風にわざわざアピールしなくても神さまはそのことを分かっているのです。ですが、私たちは神さま、つまりイエスさまのことをほとんど知りません。イエスさまが何を好まれるのか?何を嫌がるのか?はたまた、どういう人と「永遠の時」をお過ごしになりたいのか?について、私たちははじめから何も分かっていません。まして救われて間もないのでしたら、なーんにも分からなくて当然ですよね。でも、そのことを知っていかなければ、的外れな「交際期間」になってしまい、イエスさまの花嫁になり損ねてしまう、なんてことにもなりかねませんので、将来の夫となるイエスさまのことを少しずつでも知っていきたいと思います。

 

 

 

色々と説明が長くなってしまいましたが・・・その方法を紹介したいと思います。それはサブタイトルに掲げたように、「お祈り」と「聖書通読(旧約&新約)」です。この二点を毎日欠かさずに行っていくようにしていきたいと思います。突然そんなことを言われても・・・聖書も持っていないし・・・と言われる方もいるかもしれません。もし、予算が許すのでしたら、一般書店でも購入できますし、あるいはインターネットでも販売していますので、ご購入をおすすめします。その際、「続編」なんていう風に書かれている聖書は気を付けたほうが良いと思います。聖書は全部で旧約&新約合わせて「66巻」ですので、それ以下だったり、それ以上だったりするものは避けたほうが良いでしょう。また、6万語近く削除された聖書もあるようなので、そのあたりはきちんと調べてから読まれると良いでしょう。ちなみに著者は「新改訳聖書(第二版)」を読んでいます。もし、「聖書を買う余裕は無い」という方には、よろしければインターネットでも聖書は読めますので、そちらをおすすめします。検索で「聖書」とか「聖書を読む」と入力していただけると良いかと思います。そして聖書を読む環境が整いましたら、ぜひ、毎日少しずつでも旧約聖書の創世記から順番に読んでいくようにしましょう。新約聖書のヨハネの黙示録まで読み終えたら、旧約聖書の創世記に戻って再び順に読んでいきます。聖書通読に関しては、ただ、そのことの繰り返しになります。以前の私もそうだったのですが、時々クリスチャンの間で「私たちは新約の時代にいるのだから、それだけ読めばいい。旧約聖書は昔の話だから関係ない。だから読む必要はない」ということを言われる方がいますが、それは違います。旧約時代の神さまも新約時代の神さまも同じ神さまですし、当レムナントキリスト教会でたびたび言っていることではありますが、旧約聖書を読んでその時代のことを学ぶのは、新約時代を生きる私たちクリスチャンの教訓のためなので、必須ですのでぜひ、このことはご理解いただきたいと思います。はじめは1章ずつでも良いと思います。慣れてきたら少しずつ増やしていきましょう。さらに順調になってきたら、年に2~3回を目安に通読していきましょう。(一日に10章ずつ読んでいけば、クリアできますよ)「継続は力なり」という諺があるように、毎日コツコツと読んでいきたいと思います。はじめはよく分からなくても、何度も繰り返し読んでいくうちに少しずつ理解できるようになりますので。また、心に残った聖句はノートにでも書いておきましょう。分からない箇所には印か何かを付けておいて、「神さまいつかこの箇所を教えてください」とお祈りしておきましょう。そうすれば、いつの時か神さまが不思議な方法で教えてくださいます。

 

 

 

次に「お祈り」についてですが、救われたばかりでクリスチャンになって間もない時には、ほとんどの人はお祈りの習慣はありません。なので、今まで祈ったことが無い、ということに関して深く考える必要は全くありません。そして、「お祈り」はクリスチャンにとってとても大切なことなので、このことも少しずつでも習慣にしていきたいと思います。なんと言っても、「お祈り」は神さまとコミュニケーションを持つための唯一の手段ですので。とは言っても、はじめは何を祈ったら良いか、見当もつかないと思います。ですが、なんでも良いので、祈ってみてください。たとえば「神さま、ありがとう」と、それを繰り返すだけでも良いのです。お祈りを重ねていくうちに、あるいは聖書を読んでいく中で何を祈ったら良いかということも神さまが少しずつ教えてくださいますので、それまでは思いついたことを祈ってみてください。そして「お祈り」に関しては、ある程度の時間を割くことが大事です。もちろんはじめは5分からで大丈夫です。でも、慣れてきたら少しずつ時間を増やしていくようにしてください。10分、20分、40分、1時間・・・と、そんな感じに増やしていけば良いと思います。そして最終的には、最低「2時間」を目標としてください。ええっ、そんな長い間祈れるわけが無い!と思われるかもしれませんが、著者の経験上、祈りを習慣にしていくうちに、逆に「2時間では足りない」と思うようになります。なので、もし真剣に祈っていくなら、そのような心配は不要です。また、「お祈りだけのためにわざわざ時間を割けない」という方もいるでしょう。大丈夫です。たとえばサラリーマンの方でしたら通勤時間とか、お仕事の合間とか、もしくはお昼休みとかをうまく使ってみたらどうでしょうか?営業の方でしたら移動時間とか商談で待ち時間があったりするようでしたらそういうことも利用してお祈りしてみたらいかがでしょうか?それでも祈る時間がなくて困るという方もいるでしょう。その場合、「お祈りする時間を与えてください」という風に神さまにひと言でも祈っておくのです。そうすると神さまの不思議な方法で知恵が与えられ、ベストな導きによってお祈りすることができるようになります。また、主婦の方でしたら家事の合間とかでも大丈夫です。「お祈り」と言うと、「お祈りをしなくちゃ!」と身構えてしまうかもしれませんが・・・たしかに時と場合によってはそういう必要もあるかもしれませんが、その時どきの状況に合わせてしていけば良いと思います。形や方法はどうであれ、「お祈り」を習慣にすることが大事なので。そして「お祈り」のメリットと言えば、もし、神さまが良し!としてくださるなら祈ったことを叶えくださいます。また、疑問に思っていることとかをお祈りしておくと、そのうちに神さまが心に語りかけを与えてくださったりしてベストなことを教えてくださいます。そして、神さまの語りかけとかお考えとかが、だんだんと分かるようになっていきます。

 

※ちなみに著者は「お祈りの時間」と「聖書通読の箇所」を記入しています。それによって励みになりますので、よろしければやってみてください。

 

 

 

以上、「お祈り」と「聖書通読」のことをおすすめしましたが、もし、きちんとこのことを実践していくのなら、イエスさまのことを少しずつでも知っていくようになります。それこそ何が神さまに喜ばれることであり、そうでないのかということも自ずとに理解するようになります。徐々にではあっても、神さまに深く触れるきっかけになっていきます。神さまの御性質やイエスさまが何をなさったのか?についてもだんだんと分かるようになるでしょう。それこそイエスさまと交際していく中で、私たちのほうでも神さま(イエスさま)のことを深く深く知るようになりますので、神さま(イエスさま)の好みに合わせていくことが可能になっていきます。そしてそのことを生涯にわたって継続して神さま(イエスさま)が好まれるように歩むなら、イエスさまの花嫁として迎えていただけるのです。言い忘れましたが、聖書は永遠のいのちやイエスさまについて記されている書であり、また、私たちを矯正し、義へと導くためのあらゆる有益なことが書いてありますので、ぜひぜひ、このことをおすすめします。最後にそれらの聖句を紹介しておきます。

 

 

 

〔聖書箇所〕ヨハネの福音書5:39,Ⅱテモテの手紙3:16

 

5:39 あなたがたは、聖書の中に永遠のいのちがあると思うので、聖書を調べています。その聖書が、わたしについて証言しているのです。

 

3:16 聖書はすべて、神の霊感によるもので、教えと戒めと矯正と義の訓練とのために有益です。