『バザー』


私が以前通っていた教会では年に二回、バザーを開催していました。そしてバザーの直前には、何日かにわたって牧師さんをはじめ、有志の人たちが集まってお祈りをしていました。そのお祈りの課題のひとつに、「天候が守られますように」ということが挙げられていました。そしてバザーの開催日は、いつも大体晴れていました。ところが、ある時のバザーの日、その日は朝から雨が降っていて、バザーの時間帯にも雨は止むことはありませんでした。後になって、その日のことについて、証をした方がおられますので、以下紹介させていただきます。

 

この間、恒例のバザーが行われましたよね。それで私は開催前にいつものように皆さんと一緒にバザーが無事に行われるように、また、天候にも恵まれるようにお祈りをしました。けれども先日のバザーの当日は雨が降りましたよね?一瞬、「せっかくのバザーなのに・・・」と思ったのですが、そこで気持ちを切り替えて、周囲の人たちと一緒に「感謝」を捧げることにしました。そうしたら、晴れの日の時と変わらず楽しいバザーとなりました。しかも、普段のバザーよりも売り上げも多かったということを会計担当の方からお聞きしてびっくりしました。その時、私はこんな風に思いました。神様は全てのことをご存知で、たとえ雨であっても、晴れの日と同じように私たちが神様に感謝を捧げるかどうかをご覧になっていて、そして私たちの思いに応えてくださったのではないかと思います。もし、あの時、不平とか不満とかつぶやきで終わらせていたら、結果は変わっていたのではないかと思うのです。収益もあまり得られず、しかも喜びも無かったのではないかなぁと思いました。なので、どんな時であっても、神様に感謝を捧げることは大事だなぁと思いました。

 

この証を聞いて、私もこの方がおっしゃることに同感しました。その日、たしかに雨は降っていたのですが、多くの人に来ていただいて、いつもと変わらない楽しいバザーでした。バザーで得た収益は、一人でも多くの人が救われるよう、伝道のために用いられるのですが、いつもよりも多かったということを聞いて、びっくりしました。人間的には雨が降るよりも、晴れのほうが良いのではありますが、でも、どんなことでも感謝していくことは大事なのでは?と思いました。最後に御言葉を読んで、終わりにしたいと思います。

 

92:1 主に感謝するのは、良いことです。いと高き方よ。あなたの御名にほめ歌を歌うことは。(新約聖書〔新改訳〕:詩篇92篇1節)