『冷凍庫』



 

 

ある方から聞いた証です。その方はサラリーマンで食品会社に勤めている方です。ある平日、その日は朝から胸騒ぎがしたそうです。デスクワークをしながらも、妙に落ち着かない気分になってしまったそうですが、まもなく神様からの示しがあり、訳は分からないながらも、お祈りに導かれたそうです。



 

しばらくして一人の男性社員が突然、「大変だぁ!」と、言って、社内に入ってきたそうです。「何が起きたんですか?」と聞いたら、「業務用の冷凍庫に人が閉じ込められている。○○君(証をされた方)、すぐに助けに来てくれ」と、言われて、直ちに現場に向かったそうです。


 

数年前に聞いたことなので詳細は覚えていないのですが、その後すぐに何人かの人と協力して、何とか冷凍庫のドアを開けて、無事、救出することができたそうです。そしてその時に、「ああ、朝、妙に胸騒ぎがして落ち着かなかったのは、このことだったんだ。無事に助かって良かった。」ということでした。そして、「神様が自分を通して祈らせてくださって、助けてくださったんだぁ。本当に良かった。」と、おっしゃっていました。


 

証の最後に、その方もおっしゃっていたことですし、私もその証を聞いた時に思ったことですが、神様は必要に応じて、個々のクリスチャンを通して前もって危険を教えてくださったり、はたまたそのことを回避するために、場合によってはお祈りにも導いてくださったりして助けてくださるお方なんだぁということを理解しました。


 

生きていると、たしかに色々な出来事がありますが、私たちは、ほんの一部のことしか知りませんし、自分たちの身の周りに起きていることに関しても、なぜ、そういうことが起きるのか?なんてことについては、あまり分かっていません。

 

もちろん自分たちの未来に何が起きるかなんてことは、もっと分かりません。でも、たとえ私たちが何も分からなくても、すべてを御存知の神様がその時々に見合った必要な導きや助けを与えてくださるんだなぁと思いました。


 

クリスチャンがよく賛美する歌の中に、「御手の中で」というタイトルのものがあるのですが、すべては神様の御手の中で起きていることなので、しかも、個々の人の先々をすべてご存知の神様が導いておられることなので、あれこれ色々と考えたり、思い煩ったり、心配したりする必要は全く無いんだなぁと思いました。

 

たとえ心配したり、煩ったりすることがあったとしても、すべてをご存知で心配してくださる神様にお任せすれば万事OKなんだ!と、思いました。


 

その方から証を聞かせていただいて、大分年数を経ていますが、とても印象深い証だったのでお話させていただきました。

 

すでにクリスチャンの方も、また、そうでない方も、何かの助けになったり、わずかでもお役に立てたらなぁと思います。最後に御言葉を読んで、証を終わりにしたいと思います。


 

5:7 あなたがたの思い煩いを、いっさい神にゆだねなさい。神があなたがたのことを心配してくださるからです。


 

(新約聖書〔新改訳〕:第一ペテロの手紙5章7節)