『渋滞』



3、4年前の秋のことです。ちょうど紅葉がきれいな季節で、その日、車で日光へ向かいました。連休だったためか、目的地に着く間、所々渋滞していたのですが、でも、周囲の木々や山々があまりにもきれいに色づいていて、それらをゆっくり見るためにはちょうど良い、という感じでした。

 

そして目的地に無事、到着して、あたりは湖に囲まれていて、静かでとても良い場所でした。その湖を見ながら、お昼ご飯を食べ、その後、ハイキングコースがあったので、ゆっくりと散歩をして、景色を楽しんでいました。

 

そんなこんなで、色々と満喫できて、とても感謝でした。それで、いよいよ、「さあ、帰ろう」ということになって・・・途中まではスイスイだったのですが、ある地点に着くと、突如として車がピタッと止まり・・・しかもカーナビには渋滞マークが反映されていなかったので、少しビックリでした。きっとすぐに解消されるに違いない、とおもっていたのですが、あにはからんや、それこそ、何も無ければ30分もかからないところ、なんと、2時間以上もかかったのです。

 

それから、いよいよ、いろは坂に入ろうか、という段階で、ふと、カーナビを見ると、はじめから終わりまで渋滞マークがビシーッとついていました。「うーん、まだ渋滞かぁ」とため息をつくドライバー。「そうだね。仕方がないよね」と、半ばあきらめる私。そのときに、ふっと思いました。「そうだ、感謝をしよう」と。それで、心の中で、ずっと、感謝をしていました。ほどなくして、いろは坂に入り、たしかにはじめはカーナビのとおり、渋滞していました。しかし、5分、10分と走行を続けていくうちに、だんだんと車の流れが良くなってきました。そのとき、カーナビを見ると、まだ、ずっと渋滞が示されていたのですが、なんと、渋滞はみごとに解消されたのでした。ハレルヤ!神さまに感謝です!

 

あのとき・・・まだ、渋滞中だったときに、もしかすると神さまが「感謝してみたらどう?」なんてことを語ってくださって・・・それできっと助けられたのではないかなぁ、とおもいます。

 

さいごにみことばを読んで、終わりにします。

 

5:16 いつも喜んでいなさい。

5:17 絶えず祈りなさい。

5:18 すべての事について、感謝しなさい。これが、キリスト・イエスにあって神があなたがたに望んでおられることです。

(新約聖書〔新改訳〕:第一テサロニケ人への手紙5章16~18節)